BOOKS and MOVIE REVIEW

本や映画の気ままレビュー
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ユージニア 恩田陸
あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は―。
恩田さんは物語の設定がとてもうまい。
あらすじ読んだだけで、ミステリーやサスペンスの好きな人は惹かれてしまうものがある。
で、この話はというと、もともとのあらすじ自体が結構脚色されてる気がする(笑)
上のあらすじは、その通りなのでいいんですが、確か文庫本の裏のあらすじには「こんなのは初めてだ。対面しただけで犯人が分かってしまうなんて。でも今まさに俺の今目の前にいる人物こそが…」的なことが書かれてあったかと。
でも、この「俺」なる人物は別に主人公でも何でもなく、一登場人物に過ぎず、それほど長く話に顔を出してるわけじゃない。
それに、ぶっちゃけ犯人は最後まできっちり書かれてません(笑)なので「俺」さんが個人的にそう信じただけのことというか、なんというか。
多分この人が犯人だ、というのは分かるんですが、恩田さんの必殺技「投げっぱなし」が、この作品では特にがっつり決まっています。クリティカルヒット。
話の雰囲気が重視されてる作品なんだろうな。暗くてじっとりとした雰囲気は、最後ますます輪郭を失っていくことで、狙い通りの仕上がりになったんだと思う。
それで読者側が楽しめるかというと、それはまた別の問題かな。
* 【小説】 ミステリー・サスペンス * 11:18 * - * -
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